9月29日(土)、南宮崎カトリック教会のホールをお借りして、交流会が開催されました。当日は土曜日だということもあり、おとな26人、子ども17人(地元サポーターを含む)が参加しました。
交流会では、シスター・エンリケッタによるミニダンス教室や、大久保明俊君のバイオリンに合わせて9月生まれの人を祝う「ハッピー・バースデー」、「カントリー・ロード」をみんなで合唱しました。
昼食は、宮崎友の会のみなさんに作っていただいた、シメジご飯のお弁当とレモンケーキのデザートでした。また、教会のご好意で、ティラミスもご用意していただきました。
ここで少し、宮崎友の会について紹介します。
同会は羽仁もと子の創刊した雑誌「婦人之友」の愛読者により、1932年に創立されたもので、現在は20代から90代までの幅広い会員が、「衣・食・住・家計・こども」の5つを柱に、互いに学びあっていらっしゃいます。
今回お弁当づくりの中心となったのは「食グループ」。みなさんがアイディアを持ち寄って、秋の味覚であるシメジを使った炊き込みご飯とそれに合うおかずのレシピがつくられました。当日は朝早くから、宮崎市宮脇町の「宮崎友の家」に集まった9名のみなさんによって、手際よくお弁当作りが行われ、ちょうどお昼の時間に合わせて、交流会会場に届けられたというわけです。友の会のみなさま、ありがとうございました。
当日のお弁当づくりの模様は、『宮崎友の会ブログ』でも紹介されています。
11月には、宮崎友の会主催による「家事家計簿講習会」が県内3ヶ所で開催されます。家計簿のつけかたやリバウンドしない片づけ術など、家庭生活を豊かにする講座です。
家事家計簿講習会のお知らせ
http://umitama.info/?p=2480
「みそ玉」の作り方
材料……みそ200g,粉末いりこ10g、かつお節20g,具(お麩、乾燥ワカメなどお好みで)。
(1) みそに粉末いりこ、かつお節をまぜ、1個約15gに丸める。
(2) 丸めたみそ玉と具をお椀に入れ、100mlのお湯を注ぐ。
今後も楽器の演奏など、交流会で一芸を披露してくださる方、受付や子どもたちの見守りなど、交流をサポートしてくださる方を募集しています。また、「交流会でこんなことをやってみたい/やってほしい」というご意見もどんどんお寄せください。お待ちしています。
以下、参加者から寄せられた感想を紹介いたします。
〜〜
交流会に久しぶりに参加させていただきました。久しぶりでも受け入れていただける包容力のある暖かさに着いて早々感激しました。本当にありがとうございます!
みなさんの話をお聞きして、家族の有り方の多様な形を考えました。色々ある日常ですが、このように話を聞いてもらったり、聞いたりする場があることはありがたいですね。
宮崎友の会の方々の特製お弁当や教会の方々のティラミスも本当に美味しく、心が温かくなった1日でした。
このような会になっているのは、継続して運営してくださってるみなさんのおかげですね! ありがとうございます。素敵な会に参加できて幸せでした。
Sさん〔東京都→宮崎県/2012年2月に家族で移住〕
〜〜
ほとんど参加したことがなかったので少し緊張しましたが、あまりブランク関係なく楽しかったです。お弁当もとても美味しく、皆さんの環境や悩みのようなものが聞くことができて良かったです。
私は運転ができないのですが、運営スタッフの方が当日の悪天候を気に掛けてくれて車で行く方を紹介してくれたのがとても助かりました。
Eさん〔千葉県→宮崎県/2012年1月に母子移住。同年7月末に父親が合流して移住完了〕
〜〜
避難者の方々との交流会というよりも、愛に満ち溢れた人と人との交流会でした。
場所を提供して下さる方、心がこもったお料理を提供して下さる方、皆でハッピーバースデーを歌い、音を奏で、楽しいダンスを皆で踊る、入り口では子どもたちが出て行かないように見守っている人…大人から子どもまでもが愛で丁寧に繋がっていました。知り合いがいなくても、一人でも誰でも、温かく迎え入れてもらえるので、地元の人にもぜひ臆せず参加してもらいたい!
宮崎を選んできてくれた方々の為に、何ができるんだろうと思っていましたが、お逢いして実際にお話を聞くことが何よりも大切だと感じました。話しているうちに、何が必要かが自ずとわかってきました。
震災から1年半経っても、家族が一緒に暮らせず、母一人で小さい子どもを抱えて知らない土地で暮らしている現状、家族にさえ理解してもらえず泣いて暮らす日々、宮崎の人とは放射能の話ができず心を開けずに暮らしている人たちがおり、今も増え続けていることは、地元の人間として知らなければならないことだと思います。
私は彼女たちからいろんなことに気付かされ、学ばさせてもらっています。特に、母として子を守る生き方は、まだまだ新米ママの私としては、大いに見習わせてもらっているところです。
真剣に考えに考え抜いて、各々が自分たちの生き方を見出していく。家族のあり方、人と人とのつながり、価値観、人生というものを見直す機会ももらっています。
また、大好きな宮崎の魅力も再確認させてくれています。
彼女たちは、宮崎に新しい風を吹き込んで、人と人とを結んでくれています。
これから、一緒に、笑顔溢れる暮らしのために、心と力と愛を合わせていきたい。
いつの日か、「避難者」と呼ばれることがなくなり、宮崎を第二の故郷と思ってもらえたら幸せです。
〔Nさん/宮崎のお母さん〕