2/22(水) 日向市で2回目の交流会が行われ、総勢18人の方が参加しました。
いつもとは毛色の違う交流会の顛末、参加者の方のリポートでご覧になってください。
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日向での第2回の交流会、大人16名子ども2名の参加で開催されました。
テーマは放射能汚染なのですが、みなさんが真摯に自分の思いを述べる会で、とても楽しい時間を過ごすことができました。
これは、たぶん旅人・AKOちゃんの紙芝居によるところが大きいでしょう。
物事のとても深いところを、ユーモアを交えて語る。
これは、なかなかできないことです。
大切なことは「愛」
その反対は「無関心」
無関心は、実は問題を受け入れてしまっていること。
そして「みんな」と「私」。
これがひとつになることが大事。
「みんなを大切にすること」と「私を大切にすること」これが呼吸のように共存する。
自分だけを大切にするのではない、周りのことも大きく考えられる、それが大事。
think global
act local
想像力を働かせ、大きく周りに思いをはせる、
でも活動は足元から。
地域で循環する社会、グリーンコンシューマー。
いろいろ、思い当たること、考えさせられること、救われる言葉、色々なことが詰まったすてきな紙芝居でした。
そして、皆さんからも。
(何名か抜粋して)
大分からいらした、関東からの避難者でもあるSさんは、太陽光発電、アイガモ農法などを実践しながら、避難してきた人たちが交流できるカフェを開いていらっしゃいます。
春休みにも保養キャンプを企画とのお話。
きちんと筋の通った、生き方、行動に勇気をいただきました。
野良!のKさんは、野良!の活動とは正反対のようなお仕事の映像を見せてくださってびっくり。
でも、そういったことに深くかかわられてきたからこその、今の「野良!」につながっているのだ、と伝わってきました。
Kさんの、無関心な人をどうやって振り向かせるのか、という色々な切り口での挑戦、すてきです。
北風と太陽に例えれば、太陽のようなKさんのあたたかいメッセージが、多くの人に伝わりますように。
Rさんからは、放射能汚染についての受け止め方の温度差についてのお話。
でも、子どものため、子どもを守りたいお母さんたちの気持ちは伝わる、ということ。
ひろみさんからは、避難してきた思いをどう、宮崎で伝えるのか。
安全なところから好きでここに来たのに、どうして考えまで押し付けるの?という反応もあるけれど、「国が安全だと言っても、子どもの健康やいのちに影響はないのか不安でいっぱいだった。」そう伝えることで、少しずつでもわかってもらえる。
実際に九州まで避難してくる人は、本当に追い詰められて、ここに来る。
私は、これを聞いてそのとおりだと思いました。
問題は汚染の程度ではないのです。
いくら何を言われても恐ろしいものは恐ろしい。正しい答えは誰も知らない。
だからそこには、以前のように心安らかに住むことができない。それが原発事故なのです。
私からは、関東の放射能汚染の実態と、そこでの生活について。
時間とともに濃縮され、線量の上がるところが出てくること。そして、それを常に気にしながらの生活が、気にする人には余儀なくされていること。
また、東北新幹線の車内で計測した数値のグラフなども報告しました。
郡山-福島間は、車両内でもびっくりするくらい高いのです。
さて、そんな放射能汚染の実態、そしてそこにはもう安心して暮らすことができなくなった人がいる事実。
そんなことを少しずつ、離れた土地でも共有してくださる人たちがいる。
そして、みんなの本当の心配は福島に向かっている。
きれいごとかもしれないけれど、何ができるかわからないけれど、みんな何かできることがないかと色々な思いを抱えている
そんな力がたくさん伝わってきた第2回日向交流会でした。
まさに、AKOちゃんがお話しされた
think global
act local ですよね。
そして、そんなあたたかい会を開いてくださったEさんに感謝。
(T・S)